神奈川県氷雪販売業生活衛生同業組合

イベント時におけるかき氷の衛生管理

地域の祭り等において、氷雪製造施設で製造された純氷を使って「かき氷」等の調理及 び販売は、食品衛生法における飲食店営業・喫茶店営業の許可を要しないものとして取 扱われています。

屋外での調理行為は、室内と異なり十分な洗浄・消毒が望めません。このため食中毒や 異物混入等の発生防止のため設備・食品の取扱い、従事者の健康管理には十分な対策が もとめられます。

主催者は、食中毒等の危害の発生を未然に防止するため、事前に保健所に届出て指導を 受けます。

万が一、健康被害が発生した場合に備え、イベント主催者は保健所等の関係機関への緊 急連絡体制を整えておく必要があります。


施設の衛生管理

□ 施設の天井及び三方の側面は、雨、直射日光、砂塵、ほこり等を防げる材質(テント、 シートを含む)で区画します。
□ 施設の設置場所がコンクリート等で舗装されておらず、土埃等からの汚染がある場合 には、地面に板、シート等を敷き汚染防止に努めます。
□ 機械の周囲は、防塵等による汚染未然防止のために、高さ約1メートルの透明の板等 で三方囲いとします。
□ 施設の付近には、手洗い設備として水道又は蛇口付給水タンクを備えます。
□ 排水は、既存の排水設備又は排水タンク等で衛生的に処理します。
□ 手洗い設備には石けん及び消毒剤を備えます。
□ 純氷等の保管用に冷凍庫、冷蔵庫を準備し温度管理を行います。
□ 使用する水は水道水又は飲用適の水であり、十分な量が供給できます。
□ ふた付きごみ箱等廃棄物容器は十分な容量で、衛生的に処理します。


食品等の取扱い

□ 機械・器具等の破損(刃こぼれ等)が無いかを確認します。
□ 機械・器具類は使用前に清掃、消毒を行います。
□ かき氷に使用する氷、シロップ類、トッピング類は市販品を使用します。
□ 純氷など食品の取扱い時には、使い捨て手袋を着用します。
□ 使用するコップ又は皿は、原則使い捨てとし、清潔なものを使用します。
□ 使用するコップ又は皿は、食器保管箱等で保管します。
□ 使用する純氷、シロップ等の食材、並びに食器類は使用前に汚れ、異物等を目視で確 認します。
□ 純氷は、使用前に飲用適の水で水洗したのち機械にセットし、衛生的に取扱います。
□ 食品への異物等の混入防止のため、食品取扱者等は食品保管場所や作業場を常に整理 整頓するなど注意を払います。
□ 作業場を離れる際は必ず関係者にその旨を伝え、不測の事故防止に努めます。
□ 提供したかき氷はその場で食べてもらいます。


食品取扱者の衛生管理及び遵守事項

□ 手指に切り傷のある者、また健康チェックで嘔吐や下痢等胃腸炎症状、風邪をひいて いる者がいないか事前に健康を確認します。体調不良者などがいた場合は従事しません。
□ 食品取扱者は、爪を短くし、時計、指輪等手指の装身具を外します。
□ 食品取扱者は、清潔なエプロン、マスク、帽子、使い捨て手袋などを着用し食品を取 扱います。
□ 食品を取扱う前、汚れたものを触った後、トイレの後には必ず手全体を石けんで、更に汚れが残りやすい、手首、親指、指先 なども十分に洗い、消毒剤で消毒します。また、手拭用タオル等は使い捨てのものとします。 下痢や嘔吐など胃腸炎症状のある家族がいる場合にも、ノロウイルス等の感染の可能 性がありますので、調理等には従事しないようにしましょう。


イベント主催者等の遵守事項

□ 行事内容については、開催場所を所管する保健所・福祉保健センターへ事前に相談し ます。
【相談時に用意する主な書類】
1 実施計画書
2 開催場所の平面図
3 手洗い等主要設備を配置した図面
4 開催所在地付近の地図
5 開催チラシ、パンフレット
6 出店者と取扱い品目等関係書類、出店者名、食品取扱責任者、催事当日の連絡先、取扱い品目と提供予定数、調理方法、緊急時連絡体制等について

□ 開催前に所定のイベント開催届を保健所等へ出します。 開催届につきましては所管の自治体ごと異なりますので、保健所等に事前相談して下さい。
□ 食品取扱責任者をあらかじめ決め、食品取扱責任者名を記載した掲示板を会場に掲示し、責任の所在を明らかとします。
□ 食品取扱責任者は、イベントでの食品取扱者へ事前に衛生教育を実施し、注意事項・遵守事項を伝えます。
□ 主催者は、イベント会場内のトイレ、手洗い場、ごみ箱等に関する案内表示を見やすい場所に掲示します。


緊急時連絡体制

万が一、健康被害や異物混入等の事故が発生した時には、次の緊急時連絡体制により速やかな対応を図ります。